一般社団法人ウェルネスフード推進協会

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セミナー/イベント

2025年12月1日

【開催報告】ウェルネスフードジャパン2025 主催セミナー・イベントを開催しました(2025/11/26-28)

2025年11月26日(水)~28日(金)の3日間、東京ビッグサイトにて開催された「ウェルネスフードジャパン2025」において、当協会は主催セミナーおよび「第8回ウェルネスフードアワード2025」最終審査・授賞式を実施しました。


■11月26日(水)/ 1日目:エビデンスが導く未来のウェルネス ~遺伝子・腸・睡眠・疲労から考える次世代ヘルスケア~
近年注目が高まる「科学的根拠(エビデンス)」を軸に、腸・遺伝子・アンチエイジング・睡眠・疲労といった心身の健康を支える主要テーマについて、第一線で活躍する専門家の先生方に、最新の研究知見とその活用事例を横断的に解説いただきました。
研究成果を実務や商品開発にどうつなげるかといった実践的な視点も交え、次世代ヘルスケアの方向性を共有する場となりました。

ガットフレイルを防ぐ最新エビデンス:コホート研究が示す腸と健康の未来
内藤裕二 氏(京都府立医科大学大学院 医学研究科 生体免疫栄養学 教授)

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「科学的根拠がヘルスケアビジネスを変える:トップアスリート指導で実証された、遺伝子情報活用の「真実」と個別最適化戦略
斎藤利 氏(株式会社グリスタ 代表取締役)
※テーマおよび登壇者変更
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老化を科学する:環境・生活習慣と遺伝子活性で変える健康長寿
山田秀和 氏(近畿大学アンチエイジングセンター 近畿大学医学部 客員教授、日本抗加齢医学会 理事)
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良質な睡眠とエネルギー代謝の科学:エビデンスが示す最適なコンディショニング
朴寅成 氏(筑波大学 国際統合睡眠医科学研究機構 助教)
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疲労の新常識:科学が示す抗疲労メカニズムと最適なソリューション
渡辺恭良 氏(神戸大学 大学院科学技術イノベーション研究科 特命教授、一般社団法人日本疲労学会 理事長)
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■11月27日(木)/ 2日目:第8回ウェルネスフードアワード2025 最終審査・授賞式
科学的エビデンスとおいしさ、さらに独自性を兼ね備えた食品・食品素材を表彰する「第8回ウェルネスフードアワード2025」の最終審査および授賞式を実施しました。
当日は、ファイナリスト各社によるプレゼンテーションが行われ、
・機能性の裏付けとなるエビデンス
・おいしさの追求
・社会課題への貢献やストーリー性
といった観点から活発な議論が交わされました。
また同日には、機能性表示食品制度の最新動向をテーマとしたセミナーも開催し、制度改正の方向性や今後の市場展望について、専門家と参加者の間で活発な意見交換が行われました。

機能性表示食品における限界と可能性
・今西保 氏(消費者庁 食品表示課保健表示室 室長)
・森下竜一 氏(大阪大学大学院 医学系研究科 臨床遺伝子治療学寄付講座 教授)
・西村栄作 氏(森永製菓株式会社研究所健康科学研究センター主席研究員、一般社団法人健康食品産業協議会 理事 ガイドライン分科会長 エビデンスレビュー評価委員会事務局長、公益財団法人日本健康・栄養食品協会 理事)
・万場徹 氏(公益社団法人日本通信販売協会 専務理事)
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第8回ウェルネスフードアワード2025 最終審査・授賞式
※受賞結果はこちらから
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開会挨拶をする 審査員長・矢澤氏
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プレゼンテーションをする企業へ質問する審査員
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最優秀賞を受賞した株式会社ファンケルの受賞挨拶
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特別展示ブース
 


■11月28日(金)/ 3日目:“未病から健康長寿へ” 地域が挑むイノベーション
地方発の機能性素材や食文化に焦点を当てたセミナーを開催しました。北海道・静岡・大阪・福岡の各産業振興団体との共催により、
・地域資源を活かした機能性素材の開発事例
・伝統的な食文化とウェルネスの融合
・地域創生と健康ビジネスを両立させる取り組み
など、多様なケーススタディが紹介されました。地域発イノベーションの可能性と、ウェルネス分野における新たな連携の形を共有する機会となりました。

和歌山県産果実の高付加価値化 ーカキ生鮮果実への健康強調表示の実現ー
※共催:NPO法人近畿バイオインダストリー振興会議、一般社団法人ウェルネスフード推進協会
・鈴木利雄 氏(帝塚山学院大学 食環境学部 教授)
・高田清文 氏(NPO法人近畿バイオインダストリー振興会議 シニアコーディネーター)
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静岡発・スタートアップによる健康×未来食の取組
※共催:公益財団法人静岡県産業振興財団、一般社団法人ウェルネスフード推進協会
・望月誠 氏(静岡県産業振興財団 ウェルネス・フーズ産業支援センター センター長)
・工藤泰正 氏(株式会社white from green 代表取締役社長)
・上田将大 氏(株式会社オカラテクノロジズ 取締役)
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地域素材が健康をつくる時代へ― 北海道発・機能性表示と地域創生のリアル
※共催:一般社団法人北海道バイオ工業会、一般社団ウェルネスフード推進協会
・中田光彦 氏(野菜で健康研究所株式会社 代表取締役)
・大澤俊彦 氏(名古屋大学 名誉教授、株式会社フードファクターサイエンス 代表取締役)
・三浦健人 氏(一般社団法人北海道バイオ工業会 事務局長 博士、株式会社アミノアップ 営業部 産官学連携・知財担当部長)
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福岡における機能性表示食品開発支援と事例紹介
※共催:福岡バイオコミュニティ推進会議、一般社団法人ウェルネスフード推進協会
・柿野賢一 氏(有限会社健康栄養評価センター 代表取締役)
・松木貴洋 氏(佳秀工業株式会社 ヘルスケア事業部 製品技術課長)
・新幸恵 氏(ベストアメニティ株式会社 取締役 商品開発部 部長)
・藤田敏明 氏(株式会社久留米リサーチ・パーク バイオ事業部 部長)
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3日間を通じて、各回とも多くの方にご参加いただき、会場は終始熱気にあふれていました。
参加者の皆さまは、最新の研究知見や商品開発・事業展開の実践事例に熱心に耳を傾けられ、質疑応答や意見交換も大変活発でした。

とりわけ、
・エビデンスに基づくヘルスケアの重要性
・おいしさや独自性と機能性を両立させるものづくりの視点
・地域資源を起点としたウェルネスビジネスの可能性
といったテーマに対して、業界内外から大きな関心が寄せられていることを実感する3日間となりました。ウェルネスフードをめぐる取り組みは、科学、ビジネス、文化、地域社会が重なり合う領域へと広がりつつあり、その最前線を共有できる貴重な場になったと考えております。

各回とも多くの方にご参加いただき、最新の研究知見や実践事例に熱心に耳を傾けていただきました。ご参加いただいた皆さま、登壇いただいた講師の皆さま、そして共催いただきました関係者の皆さま、ありがとうございました。